始めに・・・
もう5年前になりますが、子宮筋腫が見つかり、子宮を摘出することになりました。
子宮筋腫は良性の腫瘍なので、子宮を摘出しなくても腫瘍だけ取る方もいます。
私の場合は、ずっと婦人科の健康診断を受けておらず、何年も腫瘍をほっておいた
結果、大きくなり、しかも7つも出来ていた為、色々辛い症状が出てきたのです。
子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、稀に悪性になることもあります、毎年きちんと検診を
受けて筋腫の経過を観察しながら治療をしている人とは違い、
「100%良性だと言えない。手術して取ってみて組織の検査をしてみないと」っと
言われてしまいました。(この段階でかなりビビります)
手術前にMRI検査や血液検査も行うので、その段階でほぼ良性だと言われるのですが、
100%ではないと言われているので内心穏やかではいられません。
未婚で子供もおらず、まだ出産出来るギリギリの年齢ではあったのですが、
多発性子宮筋腫(いくつも出来る)は何度も再発する可能性がある事と、
子宮を取ってしまえば「子宮がんにはならないよ」っと先生にも言われ
手術することに決めました。
初めての全身麻酔、開腹手術、そりぁ~もう怖いのなのって!!!
ですが、経験してしまえば、思ったより怖くないし痛くない!のです。
これから、子宮筋腫の手術、子宮摘出手術をする方の少しでも参考になればと思い、
この体験談を書きます。
なぜか後回しにした婦人科検診
なぜ私が婦人科検診を受けていなかったのか、それは生理痛も軽く、しかも4日で終わり
多い日で心配?な日もほとんど無い。不正出血などもないので、全く心配してなかった
のです。
発覚する半年ほど前から、膀胱炎になり再発を繰り返していました。
そのうち、右の脇腹に違和感が出てきて、何かかが中で圧迫している感覚が
ありました。膀胱炎で通院していた内科の先生に脇腹をエコー検査してもらっても
異常無し。胃カメラ検査もしましたが異常なし。
そのうち、右わき腹の違和感と、何かの内臓が圧迫されている痛みで寝込むようになり
何件もの病院に行くのですが、内科や胃腸科に行くので全く見つからず、
最後に行った病院で、膀胱炎を繰り返すのは婦人科系の病気の可能性があるから、
診てもらって下さいと言われ、それで初めて婦人科に行くことになりました。
(子宮摘出後は、右わき腹の圧迫痛も無くなったので、大きくなった子宮が他の
臓器を圧迫して痛みがあったのかなっと思います。)
何年かぶりの婦人科検診・・・
「検診受けたのいつ? あ~これ手術しないと無理だわ!」
「え?手術ですか?」
「もうこれ子宮取らないとだめだね」
「え・・・・」
「紹介状書くから、大きい病院で診てもらって」
特に、子宮筋腫の説明もしてくれず、本当にいきなりこんな事を言われたのです。
近所にある、古い病院で、小児科と婦人科と一緒になっている病院でした。
あの婦人科の椅子は、もう何年も使っていないのかと思うほど、手入れもされておらず
入った瞬間、「あ~病院選び失敗した~」と思いました。笑・・・
今は笑って話せますが、その時は放心状態で半泣きで家に帰りました。
紹介された総合病院で・・・
やはり、この前の病院は失敗だったと思うほど、きれいな診察室、診察台でした。
「あ~大きいね、ここまで大きいのは何年も前から出来ているはずだけど、
生理痛とか辛くなかった?」
「はい、全然。なので検診も行ってなくて」
「子宮肉腫と言う癌もあって、急に大きくなったものとか危ないんだけど、
検診を受けていないからわからないね、MRIと血液検査してみよう」
その後、色々検査して、悪性の可能性は低く、だけど、手術して組織検査してみないと
100%良性だと言えないと言われます。
(最初の診察からMRI検査まで2週間空きます。その待つ間が万が一悪性だったらと
相当悩む時間を過ごしました・・・)
先生は、出産を希望するのであれば、筋腫だけ取りますが、再発の可能性も高いし、
これだけの数の筋腫を取った後の子宮で妊娠することは難しい、年齢的にも考えて
全摘をすすめます。1つ良いことは「子宮がんの心配はなくなるよ」っと・・・
あと、かなり筋腫が大きいのと万が一悪性だった場合を考えて、開腹手術になる。
「先生、じゃ全摘手術でお願いします」っとその日のうちに手術日も決めてしまい
ました。(手術は2か月後に決まりました) 手術までに筋腫を小さくする効果のある
リュープリン注射という生理を止める治療を行うようですが、私は断りました。
(筋肉注射で痛いのと、どうせ全摘するんだから何回も注射したくないので)
このリュープリン注射は、子宮筋腫を小さくする作用があるので、一般的な治療に
使用されているようです。私も早く検診を受けて筋腫が小さいうちに、この治療を
受けていれば、手術しなくても良かったかもしれません・・・
私のように無症状でも、大きく筋腫が育ってしまうので、本当に普段から検診するのが
大切です。 私のようにならないためにも、このブログを読んでくれた方は、
ぜひ婦人科検診、受けて下さいね!!!
いよいよ、開腹手術・・・その2に続きます。