子宮摘出手術体験談  その2

日常のあれこれ

手術までの2か月

紹介状を書いてもらって行った病院でMRI検査などをし、その結果を聞きに行った

2回目の診察の時に勢いで手術日まで決めてしまって、その後の2か月は色々悩む事

になります。今回の手術は子宮のみの摘出で卵巣は残るので、術後に更年期のような

症状などは無いと先生から聞いていました。

本当に全摘出してしまって後悔しないのかっとか、筋腫が大きい為、お腹を切る

開腹手術をすると、この病院では言うけれど、ほかの病院で腹腔鏡手術はできないのか

など、ぐるぐる頭で色々悩みました。

子宮摘出手術は、大きくお腹を切る開腹手術と、3カ所ぐらい穴をあけて器具を入れ

摘出する腹腔鏡手術、出産の経験がある人は、お腹を切らないで膣の方から摘出する

膣式摘出手術があります。

お腹を大きく切るので開腹手術が術後、痛みも強く回復が遅くなるのも嫌だったの

ですが、かなり筋腫が大きくなってしまっていたのと、万が一悪性だった場合の事を

考え、他の病院に行くこともやめ、2か月後の手術を受ける事にしました。

初めての大きな手術になるので、入院の1週間前ぐらいになると恐怖が襲ってきます。

そのころには食欲も無くなり少し体重が減りました・・・笑

手術前検査

入院の前に、一度手術前検査を受ける事になります。

血液検査、心電図、肺活量など調べ、麻酔科の先生と面談があります。

今回は開腹手術をするので、術後の痛みを抑えるよう、硬膜外麻酔と言う麻酔を

してくれました。その説明と全身麻酔は自発呼吸が止まるので人工呼吸器になります。

人工呼吸器を挿入する際に、口に金属の器具が入るので、差し歯などがあると

折れてしまう可能性があるので、事前に歯医者さんに行ってチェックしてもらうよう

言われます。私は以前バイクの事故で前歯が差し歯になっているので歯医者さんで

診てもらいましたが大丈夫とのことでした。

(歯の件は実際、術後なんともなかったです)

ドキドキの入院当日

入院の日は、午前中に病院に行きます。

担当の看護師さんが、病院内を案内してくれ、すぐ下剤を飲むよう渡されました。

その後、流れ作業のように、次は剃毛です。これは恥ずかしかったですね・・・

数年前は開腹手術すると2週間ぐらい入院したそうですが、私の今回の入院は

1週間の予定です。なので贅沢かと思いましたが個室にしました。

午後からは、母も交え先生との面談があり、手術のリスクなど説明され同意書に

サインをします。

その後、何もすることがなく、病室でテレビなど見て過ごし、夕飯を待ちます。

朝飲んだ下剤が効いてくるのが、夕飯後でした。特にお腹が痛くなることもなく出ます

すごく恥ずかしくて嫌なのですが、トイレに行くたび看護師さんにチェックして

もらわないといけないんです。お腹の中が空っぽになったかを見るためだそうです。

5,6回トイレに行き、もう何も出ない状態になりました。

当日はバタバタとこんな感じです。前日まで怖くて怖くて眠れませんでしたが、

入院してしまえば、腹をくくるしかないので「怖さ」は夜には無くなっていましたね。

手術日当日

朝から血液検査、血圧を測り、手術用の点滴をされます。

この点滴が、いつも見ている点滴の針の何倍もある太さで、長いんです!!!

いざという時の輸血が出来る太さだそうで、これは今まで受けた注射の中で

一番痛かったです。深く長く入れるので3回失敗され、そのたびに看護師さんが

交代で来ます、4回目の方でやっと成功し、ホッとしました・・・

私の腕が看護師さん泣かせの血管がわかりにくい為です

手術は午前11時の予定でした。私の前に帝王切開の方の手術があり、

その次でした。その日初めて会うことになるのですが、手術室担当の看護師さんが

病室に来てくれ、何か不安な事はないか?など話にきてくれました。

朝から少しリラックスできる安定剤を処方してくれ飲ませてくれますが、

11時に近づくにつれ、緊張感が出てきて、安定剤が効いているのかどうかも

わからないぐらい、ぼ~っとも何もしなっかたです。

私の前の帝王切開の手術が少し長くなり、看護師さんが呼びに来たのは11時40分

ぐらいでした。いざ呼びに来られると、ドキドキしてきます。

全く効いてるのかどうかも分からない薬でしたが、安定剤を飲んでいるので、

ベッドに寝たまま手術室に運ばれました。

自分で歩いて手術室まで行く病院もあるようですよ。

次は手術室の中で・・・その3に続きます

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