子宮摘出手術体験談  その3

日常のあれこれ

手術室の中で・・・

ベッドに寝かされたまま手術室の中へ

もうこのころには緊張感Maxです!!

かなり緊張していたせいか、記憶が曖昧になってる所があると思います。

最初のに看護師さんに名前と生年月日を聞かれ、その後すぐベッドから手術台に

移動します。体を起こさないまま移動したので手術室の中は全体的には見ていません。

朝、挨拶に来てくれた看護師さん以外は、会った事がない方ばかりでした。

その後すぐ、麻酔科の先生が来て、「膝を抱えて横向きになって」と言われます。

硬膜外麻酔をするためです。背中に管を入れるため、痛みが心配でしたが、

切開する為、最初に麻酔をして管をいれてくれるので、その麻酔で針を刺すときに、

少し痛いくらいで心配する程ではなかったです。

硬膜外麻酔が終わると、すぐ上向きになり、点滴からの麻酔と、口と鼻を覆う、

よくドラマとかでも見る、あの酸素マスクが被せられ、そこから麻酔かな?

ガスのような匂いがしてました。数字を数えるように言われ10まで数えないうちに

意識がなくなりました。

手術室に入ってからは、あまり患者に恐怖を与えないようにか、バタバタとかなり

スピーディーに進んでいきます。

硬膜外麻酔とは

硬膜外麻酔とは、局所麻酔の1つで、硬膜外腔に局所麻酔薬やオピオイドを投与する

ことにより、鎮痛を得るものです。

手術後3日ぐらいまで、カテーテルを留置して局所麻酔をしてくれます。

このおかげで、3日間はお腹に麻酔がかかっている状態なので術後の痛みは

かなり軽減されます。

手術前は術後の痛みを、かなり心配しましたが、もう本当にびっくりするぐらい

痛くないです。

背中にカテーテルが入ったまま、首には麻酔の薬が入ったボトルをぶら下げて3日間

過ごしました。私の知り合いがお腹の手術をしたときは、まだこの硬膜外麻酔が

無かった時だったようで、点滴からの痛み止めしかなく術後の痛みは

辛かったようです。医学の進歩に感謝ですね!!!

手術室での出来事・・・

手術が終わり、喉に人工呼吸器が挿入されているので、それを覚醒の時に

取ってくれるのですが。

普通の人は、覚えていないか、覚えていても、「なんとなく喉から管がでた」

ぐらいの記憶しかないようですが・・・・

胃カメラ体験でも書いたように、人一倍喉が敏感で胃カメラの時のトラウマで

「えずく」ことを極端に嫌いな私。

その人工呼吸器の管を、なんと自分で引き抜いたそうです。笑!!!

ベテランの麻酔科の先生が、こんな事する人初めて見た!!と驚いていました。

自分では、喉から管が出るときに、凄く苦しかったのを覚えているのですが、

自分で引き抜いたのはわかりませんでした。

トラウマって凄いですよね・・・

手術日当日の夜・・・

これから手術して入院する方に、よけいな心配をさせたくないのですが、

正直に言いますと、7日間の入院生活の中で手術日当日の夜が一番辛かったです。

私はお昼前からの手術で、3時間弱で手術も終わり、夕方前には病室に戻っていました。

全身麻酔のダメージはやはりあり、ぼーとするような、だるいような、何とも言えない

気持ち悪さが辛かったです。硬膜外麻酔のおかげで、痛みは軽減されているとはいえ、

手術直後は、痛みもあり座薬の痛み止めを追加してもらいました。

足元には、血栓予防の機械が付けられて、シュポーシュポーっと音が鳴っています。

これのせいで眠れないし、少し吐き気があり気持ち悪いのと、2時間おきぐらいに

看護師さんが血圧を測りにくるので朝まで一睡も出来ませんでした。

あとは、尿管に管が入っているので違和感があるのと、喉が渇いても水分が取れないのが

辛かったです。

実は入院前に、手術の体験談のブログを読み漁っていたのですが、何人かの方が

手術日の夜が一番辛いと書いてるのを拝見しました。

私と同じような事を書かれてたので、「なるほど、こう言うことか」と

眠れない中考えたりしてました(笑)

麻酔が残っていて、朝までずっと眠っている方もいるようなので、

個人差があるようです。

でも思い返すと、心配していたよりも痛みも少なく、思っていたより楽であっけなく終わったかなと思います。

なのでこれから入院する方はご心配なさらず・・

入院生活1日目~はその4に続きます・・・

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