女性ホルモンと上手く付き合おう!!プレ更年期からの対策

美容のこと

女性ホルモンとは?

ホルモンとは、体の色々な働きを調整する重要な物質です。

たくさんの種類にがあるホルモンの中で、卵巣で作られているのが女性ホルモンです。

女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と

「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があります。

エストロゲン(らんぽうホルモン):女性らしい体を作る、肌や髪の潤いを保つ、

自律神経に作用するので心身に大きく影響する。

プロゲステロン(おうたいホルモン):体内の水分を保つ、乳腺を発達させる

妊娠維持、子宮内膜を整える。

この2つの女性ホルモン「エストロゲン」と「プロゲステロン」は月経と連動し、

生理後は、エストロゲンが一気に増加し、ピーク後に減少していき排卵が起こります。

プロゲステロンは、排卵後、エストロゲンと共に増加し、生理前には両方とも減少

していきます。

減少していく女性ホルモン

女性らしさのために大切な「エストロゲン」

一生のうち、分泌する量は、たったのティースプーン1杯ほどだそうです。

ピークは、20代前半~30代前半。45歳~55歳には激減しています。

残念ながら、女性ホルモンは増やすことが出来ません・・・

閉経前後(平均年齢が50歳と言われています)の45~55歳頃から、

イライラ、不安感、ホットフラッシュ、めまい、頭痛、不眠など様々な不調が

現れてきます。

疲れやストレスがたまると、ホルモンのバランスが乱れ

30代後半~40代半ば 「プレ更年期」

40代半ば~50代半ば 「更年期」

50代半ば過ぎは、心身ともに落ち着きを取り戻す「ポスト更年期」と呼ばれます。

プレ更年期~更年期 様々な症状

ホットフラッシュ: 突然カァーっとのぼせる、顔や首がほてる

気温に関係なく汗が出る、夜中に大量に汗をかく

イライラ・不安: チョットしたことでイライラする、怒りっぽくなった

先のことが不安、些細なことで泣けてくる、憂鬱になる

動悸・息切れ: 急に胸がドキドキする、少し歩くだけで息が切れる

突然、脈が速くなる

めまい・立ちくらみ: フワフワしためまい、回転性のめまい、キーンと耳鳴りがする

頭痛・頭が重い: 1日中頭が重い、片側がズキズキ痛む、締め付けられるよう痛い

肩こり・腰痛: 肩こりが酷い、首も凝って辛い、いつも腰が重い

背中がガチガチに凝る

不眠・寝る気が悪い: なかなか寝られない、眠りが浅い、夜中に起きる

その他、コレステロール値の異常などもあります。

本当にたくさんの辛い症状がありますが、女性ホルモンの急激な低下が原因で

自律神経が不安定になることで様々な症状が出ていると言われています。

この心身共に出ている症状は、医療機関で診察や検査を受けて、からだの異常が無い

のに、自覚症状が出ている状態 「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と言い

更年期症状の特徴になります。

私は、PMS(月経前症候群)や気象病について以前にもブログで紹介していますが、

このどちらも、今回の更年期症状にも深く、「自律神経」の乱れが関わっています。

女性の心身に現れる不調には、自律神経のバランスを整えるのが、快適に生活していく

のに重要になってくると言えますね。

エクオールという成分について

エストロゲンとよく似た働きをする「エクオール」と言う成分があります。

・抗エストロゲン作用・・・エストロゲンが過剰に作用するのを抑える

・抗酸化作用・・・体を錆びさせない

・男性ホルモンの働きを抑える

・更年期症状の改善

などの働きがあります。大豆製品を食べると腸内で大豆イソフラボンの一種が

腸内細菌の力を借りて、エクオールに変化するそうです。

しかしこのエクオール、日本人では2人に1人しか作れないのです!

食生活にも関係があり、関東の方が納豆を好んで食べるので、エクオールを作れる人が

多いと考えられています。エクオールを作れる人は更年期症状も軽いのでいいですね。

自分が作れるか知りたい人は、検査キットも販売されているので、一度調べるのも

いいかもしれませんね。もし、作れないと分かっても、エクオールを摂取できる

サプリなど、ドラックストアーで購入できるので大丈夫ですよ。

私は、検査はしてないですが、多い分には良いだろうとエクオールのサプリは

何年か前から飲んでいます。更年期症状だけでなく、PMSの緩和にも良いと思います。

セルフケアについて

自律神経の乱れを改善するのが重要です。(男性もです)

バランスの良い食生活

ウォーキング、ストレッチなど軽い運動で、からだをほぐす

音楽を聴く、本を読む、リラックス出来る時間を作る

気分転換を心掛ける

熱中症やクーラーの冷え、急な体温の変化を避ける

深呼吸しましょう・・・深呼吸することで、自律神経の副交感神経を優位にし

リラックス出来ます。

自律神経が乱れると、更年期症状、PMS(月経前症候群)、低気圧で体調が悪くなる

気象病にもなります。

うつ病にもなったりします。普段から、自律神経が乱れないよう気をつけましょうね。

更年期の辛い症状は、薬局やドラックストアで、市販されている漢方なども試して

みるのもいいでしょうし、婦人科などで女性ホルモン値の計測を行い、処方された薬で

症状の軽減をするのもいいと思います。

私も婦人科で検査してもらいましたが、まだ更年期ではなく、「プレ更年期」だと

言われました。これから訪れるであろう「更年期」に向けて対策していこうと思います

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